バリのポーター
 
 
4月5日(火曜)夜 バリ島デンパサール空港着。
昨年の買い付けの時は、頼もしい母や叔母がいましたが、今回は1歳半になった子供(綾真)と2人ぼっち。しかも、昨年のちょっとリッチな旅と違い、今回はハングリー。エアラインもJALからグアム経由のコンチネンタルに格下げ〜。まぁ、昨年の経験があったので無理しなくてもどうにかなるかな?と、たかをくくっていた私。

どうにか第一関門のグアムでの乗り換えとフライトを乗り越えて、昨年同様、厄介な入国税25ドル×2を支払い、一路預け荷物を取りに向かいました。経由地グアムからの機内はすいていたので、機内で席を3席並んで使える後方に移動していた為、私が乗った飛行機の最後の乗客が私たちでした。預け荷物を受け取る回転テーブルではすでに人もまばらになっていて、数人の人達が最後の荷物を待っていました。

バリへ行った事のある方はご存知かと思いますが、回転テーブルの周りでは成田空港では見かけないポーターたちの熾烈な仕事の取り合いをみます。
今までの私は、我先にと外に出たいが為に早く荷物を受け取る事を考えていましたが、今回はバリ島在住スタッフ真理子の都合で、空港で3,40分彼女を待たなくてはいけない為、「あせっても仕方ない」と、子供と2人、のんびり歩いていました。すると、後ろから猛烈な勢いでダッシュしてくる日本人女性二人組みが。向かう先は、もちろん回転テーブル。すかさず駆け寄るバリ人のポーター。テーブルから重そうな荷物を勢いよくずり落とした彼女の荷物を、バリ人ポーターがささっと受け取ろうとします。すかさず、すんごい形相で「とらないで!」といわんばかりに荷物を持ち去っていった彼女たち。。。一瞬の出来事でしたが、私はちょっとびっくり。

「多分、今までの私って、あんな感じ?ちょっと、恥ずかしいなぁ。。。」

バリ島ングラライ空港には、回転テーブルのところにポーターがいて荷物を運んでくれますが、これが有料。しかも、最初に有料の説明をせずにいきなり荷物を持って運んじゃうんです。親切だなぁーなんてのんきに思っていると、料金を後から請求されるので、「やられた!」って思わされる羽目にあうんですね。しかも、ポーターの中には日本人だと円で請求してきたりする人もいる。昨年、まんまとポーターに荷物をとられたのんきな母が請求されたのは500円。安いでしょ!?でも、これって、実はちょーー高い!通常なら5000ルピアでいいんです。私が滞在していた2005年4月のレートで換算すると57円くらい。ぷっ(笑)笑っちゃうでしょ? 日本で目の前に50円玉が落ちていたら、目くじら立てて、人目もはばからずに一目散に取りに行きますかぁ? 行きませんよね?

私が子供や自分の荷物に気をとられていた時にポーターに荷物を預けた母。もちろん、何も知らない母は500円を支払い、私は早速やられたか!とぷりぷり。その時に来たポーターの数4,5人。きっと、カモだ!って思われたんでしょうね。その時の私はこれ以上の支払をやめる為に、とりあえずポーターに荷物を持たせ、外で待っている旅行代理店の人のところまで運んでもらって、代理店の人に正規の金額を聞いてから支払う事にしました。そこで5000ルピアでいいって教えてもらったんです。

 

昨年まで、私もポーターは「ぼったくる人」って思っていたんです。バリの観光ガイドに絶対と言っていいほど書いてあるぼったくりへの注意。「気をつけてー、気をつけてー」あれだけ書いてあれば誰でも警戒心でちゃいますよね?それに、私たち日本人はチップの習慣がないから、チップを払って何かをお願いするという事にも慣れていませんよね。

今回、私は最初からポーターに荷物をお願いするつもりでした。行きの私の荷物約32キロ。たった約50円で荷物を運んでくれるんですよ。すごいいいサービスだと思いません? 

子供がいると、大荷物を受け取る事もえらい大変です。たった50円でポーター有りの優雅(?)な気分でバリへの第一歩が踏み出せるなんてさすが買い物天国ならぬ、物価の安いバリ♪これもバリの魅力の一つですね。

今回はそんな優雅なバリへの第一歩を踏み出す予定だったのですが、私に近寄ってきたポーターは親切なんだかシャイ(?)なんだか、回転テーブルから荷物を降ろすいやいなや、カートに荷物を乗せてくれちゃったんです。。。あれ?子供をカートに座らせればわたし1人で十分運べる・・・ ポーター要らないじゃん。 「。。。。。。。」私とポーターの間に流れる不思議な空気。ここはちゃっかり作戦だな。そう心に決めた私は「テリマカシ〜」軽く笑顔で微笑んでその場を立ち去りました。カートに乗せちゃったらポーターが要らない事はポーターも分かっていると思うのですが、子供に気をとられたのかな? いざサービスを利用しようと思ったら、利用しないですんじゃうなんてラッキー♪ と、やっぱりたった50円で「でかした気分」のせこい私(笑)

もちろん帰国時、成田空港では行きより何倍も重たい荷物を1人で回転テーブルからおろし、これまたもちろん、1人でカートに乗せて大汗かきながらロビーに出たのでした。

いきなり荷物を持って行ってあとから請求するバリのやり方は良くないけど、格安のポーターサービスが成田にあったらいいですよね。
って日本じゃ人件費とか考えると無理だろうけど!!

<続>

May 2005, by Kumiko



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